今回のコロナ禍で、自分自身に意味なく攻撃性を見た方、中でも特に男性機能が落ちたと感じる方は必見です。今回は、男性の性と心を救う漢方薬の話です。
この漢方薬なら、群れから離れた孤独なオスの「性」を救い、自分の遺伝子を残す選択を今以上に可能にします。
ライオンのオスもサルのオスも、子孫を残せるオスは限られています。若くて交尾する能力はあっても、群れを追い出されたオスには、トップに君臨するオスに勝って群れを我がものにしない限り子孫を残せる機会は与えられません。
群れを追い出された老いたライオンのオスは、狩りをする力も落ちているから弱い動物を狙います[※1]。ライオンの住むサバンナで一番弱い動物って人間だから「人喰いライオン」って言うのは、大体老いぼれのオスだと言います。そう考えると、人間社会のネットで我が名を伏していじめを繰り返している輩も老いて群れを追い出されたライオンに似ていなくもありません。昔から、いじめる子は弱いとよく言われて来ましたが、やがて発見されて罰せられることを考えると、いずれも末路は明るくありません。
そんな卑怯な輩をさておいても、古来男性はしばしば孤独でした。たとえ活動を共にする仲間が居るにしても、多様な面で孤独は避けられずに生きてきました。そしてその孤独は、性行動障害にもつながっていました。
動物は孤独下で、強迫的で無目的な攻撃性を持つ
社会生活を営む動物種をその仲間から隔離し、社会的刺激の欠如した状況下で飼育すると、隔離症候群と呼ばれるさまざまな身体的・行動的変化が観察されます。その典型的なものは、強迫的で無目的な攻撃性の発言と外部環境の変化に対する被刺激性の増大であるといいます。これはまさに、コロナ禍でリモートワークをする現代社会そのものの状況をあらわしています。(1992No14 P100 薬用人参の向精神作用に関する行動薬理学的研究‗性行動障害に対する紅参成分の効果.PDF, n.d.)
男性は意外と孤独とストレスに弱い。その救世主となる漢方薬の存在
『単独隔離飼育により誘発される性行動障害』を研究する当時愛媛大学医学部の吉村裕之氏は、そのような環境下で隔離飼育した雄マウスは発情期の雌マウスに対して性行動を示さないことを見出しました。吉村氏によるとヒトの性交不能症は、器質的障害が存在する場合を除けば、患者自身の心理的葛藤や社会生活環境からの精神的ストレスが重要な要因となっていると言います。そこで吉村氏は、精神的ストレスを緩解させ、精神活動を正常化させるような薬物の投与により治療が可能な疾患と考え、行動生物的観点から性行動の障害を惹起させた実験動物のマウスを作成するところから研究し、その薬物を探し出しました。それが、漢方薬の独蔘湯です。
効果は用量依存的、つまり量を増やすほどに性行動障害の発現が抑制されていました。この効果は、例えば産まれて離乳してからずっと隔離されていたものに対しても、交尾経験後に隔離飼育つまり人間であれば離婚後の性行動障害であっても、5日間連続で攻撃された敗北マウスに対しても効果が出ていました。
特に敗北マウスに対しては、発情期の雌マウスと遭遇させる30分前の投与でも、用量依存的に性行動障害の発現が抑制されています。それも、闘争を経験させていない対象群よりもさらに増強されています。(1991.No.12 p74 薬用人参の向精神作用に関する行動行動薬理学的研究‗性行動障害に対するサポニン成分の効果.P.PDF, n.d.)
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いままで出されている研究によると、用量依存的(量に比例して効果がある)、期間依存的(長期なほど効果的)に効果があることが研究では知られています。
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[※1]オスの晩年が悲惨なのは人間とライオンだ 複数のコミュニティがあれば安泰
PRESIDENT 2019年3月4日号 池田 清彦 生物学者、評論家