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【第1章】紅参で免疫力がアップする

【第1章】紅参で免疫力がアップする

本稿は、当時松山赤十字病院名誉院長 医学博士 桑島恵一先生著「難病には高麗人参!『紅参健康法』●五臓六腑に効く」から書き写ししております。桑島先生は、当時二重盲検法をつかって紅参の効果を検証しておられます。

人参服用者のがんのお発生率は2分の1に減少

最近の日本人の死亡原因の30%はガンです。平均寿命が延びたため、特にお年寄りのガン死が目立って増えています。今や日本人の10人に3人がガンで死ぬわけですから、誰もがガンの予防を真剣に考えなければならない時代です。

高麗人参の服用者にがんが少ないという大掛かりな調査結果が韓国で発表され、注目されています。

韓国原子力病院の伊(ユン)鐸求博士らは、1998年に韓国のソウルで開催された第7回国際人参シンポジウムで韓国の人参栽培地域の住民4,634名を5年間追跡調査して。人参服用者は非服用者と比較するとがんの発生頻度が半分以下に減少すると発表しました。

伊博士によると、人参服用期間が長ければ長いほど、また回数が多ければ多いほど、癌の危険度は下がるそうです。

日本でも紅蔘成分がなぜガン細胞の発生や増殖を抑えるかについて、多くの研究が行われています。金沢大学の小田島粛夫教授ら、北海道大学の東市郎教授らは、紅蔘の特有成分にがん細胞の増殖や転移を抑える作用が認められたと報告しています。

防衛医科大学の戸出健彦博士ら、佐賀医科大学の片野光男博士らは、正官庄紅蔘と低濃度の抗がん剤の併用でがんに対する効果が良くなり、抗がん剤の副作用防止にもつながると報告しています。

紅参は,ガンの患者さんの食欲不振などの自覚症状の改善や、痛みなどの苦痛の軽減に有用という報告もあります。闘病生活を楽にし、ガンと闘う体の抵抗力、免疫の働きも増強されます。

 

紅参がガン細胞の発生を食い止める仕組み

ガンの始まりはただ1個の細胞の異変です。この異変の起こる確率はごくわずかですが、私たちの体には数十兆個もの細胞がありますから、実際には健康な体のどこかで、毎日かなりの数のガンの芽ができている計算になります。

しかし、それらのガンの芽がすべてガンになるわけではありません。私たちの体に備わった免疫力の働きで、異変を起こした細胞はすぐに破壊され消されてしまいます。

この免疫力の担い手の代表的なものがナチュラルキラー細胞(NK細胞)です。NK細胞は白血球の一種で、常時24時間の警戒態勢をしき、細胞の異変が起きるとすぐに駆けつけて破壊し、ガンの芽をつみ取るのです。

ところが環境汚染の毒の影響、手術や病気による体力低下、ストレスなどで免疫力が低下すると、NK細胞の働きがおろそかになり、最初のうちは小さなガンの芽がいくつかの段階を経てガンになるのです。

紅参にはNK細胞の衰えた働きを活発にする効果があります。

佐賀医科大学外科の片野光男博士らの臨床実験では、胃がんの手術をした患者さんのNK細胞の働きを2週間後に測定したところ、平均で40%以上も働きが低下していました。この手術後の栄養状態の悪化やNK細胞の働きの低下によって、術後の回復が遅れたり、がんが再発しやすくなったりするおそれがあります。

ところが手術の前に正官庄を紅参を投与した場合は、二週間後には栄養状態もNK細胞の働きもほとんど正常域近くまで回復したと、片野博士は報告しています。

紅参のバリアでダイオキシンから体を守ろう

二、三年前、ダイオキシンなどの環境ホルモンの影響で若い男性の生殖機能が衰え、精子の数が減っているという帝京大学泌尿器科の押尾茂博士の研究報告が新聞などでも紹介され、環境汚染の問題の深刻さで、世間を驚かせました。

1998年に韓国のソウルで開催された第7回国際人参シンポジウムで、韓国人参煙草研究院の金時寛博士らは、生殖機能の低下をはじめとする環境ホルモンの悪影響が、紅参で防御できるという研究報告を行いました。

たまたま韓国ではベルギーから輸入された豚肉のダイオキシン汚染が社会問題となり、金時寛博士の研究が連日のようにテレビで報道され、一種の紅参ブームが起きているそうです。金時寛博士はモルモットを用い、ダイオキシンを投与すると精子の数や活動率が低下し、内臓の重量も増えず、やがてすべて死滅すること、ところが紅参をあらかじめ投与しておくと、ダイオキシンの害を防ぐことができ、生殖機能も保たれ、生存率も上がると報告しています(予防効果)。ダイオキシン投与のあとに紅参を投与した場合も、紅参の効果はあるそうです(治療効果)。

現在私たちが口にするすべての食品は、多かれ少なかれ、ダイオキシンに汚染されております。いまや紅参で体の抵抗力を高めるしか、ダイオキシンから体を守る手段はないといえるでしょう。

カゼ流行期にカゼをひかせない紅参の免疫力強化力

紅参を飲んでいる人はカゼをひかないと、よくいわれます。これは、体の免疫力が高まりカゼウィルスなどに対する抵抗力がつくためと推測されます。ですから、紅参の常用によって,カゼだけではなく多くの病気にかかりにくくなるといえるでしょう。

しかし、これは紅参服用者の間で経験的に知られていたことで、科学的な証明はこれまでありませんでした。つい最近、松山紅参研究会の金子仁博士がそれを証明するためのユニークな統計調査を試み、興味深い結果を得ているのでそれを紹介しましょう。

金子博士らはある老人病院の職員29名を対象に、正官庄紅参の抗疲労、抗ストレス作用を証明するための長期投与試験を行っていました。たまたま試験の時期は風邪の流行期で、病院職員全体にもカゼをひく人が増えていました。ところがこの試験のため、ちょうどカゼの流行期に二か月間紅参を服用した集団には、カゼをひく人が少ないという感触があり、金子博士はそれを調査してみることにしたのです。

その結果、カゼの流行期に紅参を飲んだ集団のカゼ発症率は、病院職員全体のカゼ発症率と比較して目立って低いことが明らかになりました。

これは、紅参を飲んでいる人はカゼをひかないと経験的にいわれていることの、初の科学的裏付けと言えるでしょう。紅参の免疫力増強作用の証明にもつながるので、より規模の大きい本格的な調査の実施が期待されます。

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