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【第13話】体温の話

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新型コロナの蔓延が始まって、毎日体温を測定する方が急激に増えたために、日本中の店頭から体温計までが消えています。
必要に迫られて毎日体温を測り、低体温に気づいた方々が相談のお電話をくださいます。
ヒトのからだは、体温が1度下がっただけで、体内酵素の働きは50%、基礎代謝は12%、免疫力は37%低下(*1)してしまいます。今回は、大人も子供も大切な体温の話です。

体温は、測る時間帯によってちがいます→はかる時間「朝」と決めましょう!

感染の無い正常な状態でも、体温は常に同じではなく変化しています。日内リズムと呼ばれています。
たとえ眠らなくても、人の体温は明け方に最低、夕刻に最高となる約1℃の日内リズムがあります。これは人の活
動に好都合な体温にするためと考えられていて、実際、夜行性の動物では逆に夜間の体温が高くなります。

わきの下で体温を測るのはなぜ?~皮膚の体温調節機能

皮膚は体を外の環境から隔離・保護し,体の水分を保ち、体温調節や細菌の侵入を防ぐなど生命維持に必要可欠な機能を担っています.皮膚のいちばん外側の角質層は,脱核した角質細胞が10~20層重なり,細胞の間を脂質で埋めることで、強い“物理的バリア”を築いています。
少しでも体の中の体温(深部体温)に近い体温を計測するために、この角質層が薄く、くぼんでいて外気の影響を受けにくいわきの下で測定することが多いです。

運動をすると体は温まるが、低体温は改善していない。(*2)

昨年発表された小さな実験に過ぎませんが、低体温の女子大生を対象に個別運動プログラムを組んで、低体温は改善するか研究されていました。結果は、低体温に伴う各症状の緩和にはなったものの、低体温そのものは改善されていませんでした。足浴は基礎代謝のわずかな上昇に役立ったようです。運動をすると筋肉を使うので代謝(熱産生)が増します(*3)が、運動した時の体温上昇は一時的な体温調節のためのものだからです。

食事の時に咀嚼を増やすと、約2週間で低体温の方の体温が上がっています!

2012年の出版前まで続けていた笠原健招堂界隈の「まさか!糖尿病は治らないと思ってはいませんか?」のシリーズでもご紹介した「かみかみ」。一口食事を口にするたびに30回噛んで食べていただいていました。真面目に噛んだ方は、約2週間で36℃台に体温が上昇していたと報告を受けています。
十分な咀嚼によって、微量栄養素の吸収が改善され、エネルギー代謝に必要な栄養素が補われたと考えています。

天然の栄養素補給剤を摂っていただいた方は、約1時間で体温が上昇!

本来十分な咀嚼によって十分に吸収されるようになるといいのですが、これを簡便化して、当店スタッフで天然の栄養素補給剤を摂って体温測定をしてみたところ、摂取後約1時間で体温が上がっていました。
低体温のスタッフは約1℃上がっていたんですよ。サプリメントで摂取しても,エネルギーを作り出すための栄養素が補われたと考えられます。
笠原健招堂薬局では糖尿病検査はもちろん、健康指導のみ、もしくは漢方薬や栄養素補給を使って対応しています。健康を維持したい方、健康に戻りたい方を応援しています。ぜひご相談ください。 TOMOKO


(*1)体温と健康づくりの関係
~バイタルサインとしての体温~木村公喜
日本経大論集, 2015 – jue.repo.nii.ac.jp

日経大45(1)97-108P
7) 安保徹:病気にならない生き方.三和書籍,東京,pp102‐104,2015.
jue.repo.nii.ac.jp


(*2)低体温改善を目的とした個別プログラムの介入研究Intervention study of individual program for the improvement of hypothermia
2019-2-28
http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/bitstream/20.500.12000/45048/1/No1%EF%BD%90137.pdf

(*3)標準生理学第6版P840プログラムされた体温変化③運動

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