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外用ステロイド剤は、眼科整形外科疾患にも影響します

外用ステロイド剤の成分は、副腎皮質ホルモンです。 血流を阻害することで、ステロイドの剤の強弱が決まります。(後述) 外用剤でありながら整形外科疾患や眼科疾患に影響しており、これは高血糖にも影響する事であることをご紹介しておきたいと思います。

突発性大腿骨頭壊死

医師会のセミナーに参加したら、大学病院の整形外科の医師が次の警鐘を発していました。 厚生労働省研究班によると(重篤副作用疾患対応マニュアル 平成23年度版参照) 突発性大腿骨頭壊死の2大誘因は、ステロイドホルモン剤とアルコール。 ステロイド剤が半数以上をしめるそうです。(男性67%、女性33%) 以下、厚生労働省のHP『重篤副作用疾患対応マニュアル 平成23年度』からの引用です。 『股関節を構成している大腿骨頭の一部が血流の低下により壊死に陥ることがあります。壊死に陥った部分が潰れる(つぶれる)と、股関節に痛みを来します。これを大腿骨頭壊死症といい、そのうち、股関節脱臼や大腿骨頸部骨折後などの外傷とは関係がないものを、突発性大腿骨頭壊死症と呼んでいます。

骨壊死に陥る原因は不明ですが、ステロイド薬使用やアルコール多飲との関連が指摘されています。次のような症状

『大腿骨の付け根あたりに痛みがある』
『膝あるいは臀部あたりに痛みがある』

が見られた場合は、放置せず医師・薬剤師に連絡してください。

ステロイド剤の使用は、今までは1日にプレドニゾロン換算15mg程度を超えるとリスクが高まると言われていましたが、最近では皮膚疾患での外用剤や耳鼻科疾患でも発生している事が分かって来ました。

投与期間は、3か月未満での発生も10%あり、投与量が少なくても、30歳くらいの若年層であっても発生しています。

体重の影響で大腿骨頭が潰れているので、発症した場合は手術が必要です。

予防は、抗酸化物質の摂取です。

カロチノイド、ビタミンEやCやA、コエンザイムQ10やαリポ酸、渡辺活性型オイスター特にエキスに含まれるCG7など多数あります。

高血糖も起きやすくなる事に気づいて下さい。

ステロイド剤の副作用に、高血糖があります。上記のように、外用でも大腿骨頭壊死が起きているほどですから、外用剤の連用で血糖値が上がらない保証はありません。

年をとるごとに全身のかゆみは生じやすく都度にステロイド外用剤が処方されることが多いです。ステロイドホルモン剤の連用は内服も外用もリスクがある事を知っておいてください。

抗酸化物質のご相談は、こちら

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