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【第8話】うたたねは、もったいない① 睡眠と体温

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こたつを出す時期になると、うたたねが気持ち良くって、ネコと一緒にゴロゴロうとうと。
睡眠の質や疲労の解消を考える、と少しもったいないので、しばらく「うたたねのもったいない」をお送りします。

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1.1日の中で体温は変化している。

図をご覧ください。1日の中で、体温は大きく波を打って変化しています。
眠りに入る前に体温が下がってきているのが分かりますか?

2.寝つきが悪いのは、冷え性や低体温、運動不足のせいでは?

「深部体温」の低下と共に、
睡眠ホルモン:メラトニンが分泌され
深い眠りに入ります。

この時、体温の低下が急なほど、深い眠りに入りやすいと言われています。
もとの体温が低い方は、体温が下がる程度が少なくなり、睡眠ホルモン(メラトニン)分泌の刺激が少なくなってしまうのです。

3.深い眠りに入る前、子供の手足が温かくなるのは、放熱のため。

眠くなってくると、子供の手足は温かくなります。
これは、放熱して体内温度を下げているせいです。
寒い時期に電気毛布で布団を熱々にしておくと気持ちいいですが、放熱はスムースでしょうか?
眠りが浅くならないか心配です。夏に寝苦しいのも同じ理由からです。

4.「こたつでうたたね」は、疲れが取れるような深い眠りになりにくい。

こたつは暖かくて気持ちいいですが、あたたかくて放熱には向きませんから、眠りが浅くなりやすくなります。体の疲労は、深い眠りの方が取れやすいですから、うたた寝をしていては体の疲れが取れませんね。
これでは、忙しい時期を乗り切れないばかりか、疲労がたまって風邪をひきやすくなってしまいますから、もったいないですよ!

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