こたつを出す時期になると、うたたねが気持ち良くって、ネコと一緒にゴロゴロうとうと。
睡眠の質や疲労の解消を考える、と少しもったいないので、しばらく「うたたねのもったいない」をお送りします。

1.1日の中で体温は変化している。
図をご覧ください。1日の中で、体温は大きく波を打って変化しています。
眠りに入る前に体温が下がってきているのが分かりますか?
2.寝つきが悪いのは、冷え性や低体温、運動不足のせいでは?
「深部体温」の低下と共に、
睡眠ホルモン:メラトニンが分泌され
深い眠りに入ります。
この時、体温の低下が急なほど、深い眠りに入りやすいと言われています。
もとの体温が低い方は、体温が下がる程度が少なくなり、睡眠ホルモン(メラトニン)分泌の刺激が少なくなってしまうのです。
3.深い眠りに入る前、子供の手足が温かくなるのは、放熱のため。
眠くなってくると、子供の手足は温かくなります。
これは、放熱して体内温度を下げているせいです。
寒い時期に電気毛布で布団を熱々にしておくと気持ちいいですが、放熱はスムースでしょうか?
眠りが浅くならないか心配です。夏に寝苦しいのも同じ理由からです。
4.「こたつでうたたね」は、疲れが取れるような深い眠りになりにくい。
こたつは暖かくて気持ちいいですが、あたたかくて放熱には向きませんから、眠りが浅くなりやすくなります。体の疲労は、深い眠りの方が取れやすいですから、うたた寝をしていては体の疲れが取れませんね。
これでは、忙しい時期を乗り切れないばかりか、疲労がたまって風邪をひきやすくなってしまいますから、もったいないですよ!