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【第3話】子供の非行・肥満予防は、たった一つの家庭習慣から

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今回は、子供の非行・肥満予防についてのお話です。学校薬剤師もしていますが、毎年7月になると、夏休みに向けて薬物乱用防止教室の講師に呼ばれます。以前は違法薬物について講義していましたが、いまは薬物の話は警察か保健所職員にお任せして、自分の体の健康を自分で考えるべく『健康講和』に代えて学校が変わりました。

校内の落下タバコが、1年で『ゼロ(0)』に!

今は価格も上がり成人確認をされるので中学生がたばこを買うのは難しくなりましたが、10年前までは意外と手に入れて喫煙する中学生がいたようです。どこの学校も、雨が降ると校内の落下タバコが滲み出るまでに拾おうと先生方は朝から傘をさして学校中を走り回っていたそうです。(←他校から転勤してくる先生方に聞きました)
それが、あることに学校全体で取り組んでいただいたところ、学校全体が爽やかな雰囲気に変わり、1年で落下タバコが無くなりました。10年経った今では、他校から転勤してきた先生が「物足りん」と言う位になっています。

全校生徒向け『生活習慣改善アンケート』を10年超実施!

複数の中学校で、32項目にわたる全校生徒向け生活習慣改善アンケートを実施しています。生徒が日頃の生活習慣を見直せるように、細かく聞き、結果をもとに薬物乱用防止教室で健康講和をしています。

生徒の喫煙率が9倍に上がった「朝食欠食(朝ごはん抜き)習慣」

アンケート結果で生徒の喫煙と明らかに関係していたのは「朝食摂取」でした。「家族と一緒に、毎日朝ご飯を食べること」が最大の子供の非行防止になっていたのです。
さっそく先生方とPTAが、夏休みに『親子朝ごはんつくり教室』を開催して下さり、こうして1年で校内落下タバコが無くなりました。

子供たちを病気にしないでおこうシリーズ3グラフ

朝食欠食は「肥満」とも関係し、大人になっても肥満を引きずる

この子たちが親になった時に子育てに使えるように、情報を集積しています。
今のところ、中学生たちの生活習慣はそのまま20歳になっても肥満体形として引きずっています。

肥満は糖尿病など生活習慣病の引き金に

日本糖尿病学会では今でも、肥満を糖尿病発症にかかわる最大のターゲットにしています。
笠原の今までの追跡研究では、成人になった時の糖代謝異常に家系的な要素はなく、糖尿病発症につながる肥満予防が目下のところ予防対策になるのではないかと考えています。

肥満・糖尿病の予防と改善のための健康ダイエットを20年前から実施しています
笠原健招堂薬局は、健康を維持したい方、健康に戻りたい方を応援しています。ご相談ください。 TOMOKO

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